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夜回り先生は、今!(水谷修ブログ)日記 > 人は人を救うことができるのか

人は人を救うことができるのか

2012年10月19日

昨日は、大雨の中、母校の上智大学での、グリーフケア公開講座で講演をしてきました。たくさんの方に、たくさんの話をさせていただきました。
会場にいらしている多くの方々は、現在あるいは将来、悩みを抱えている人たちに寄りそい、その方々の悲嘆を軽くするために活動する方々です。
私は、講演の後半で、人は人を救うことができるのか、という問いをみなさんに発しました。そして、それは、できないとお話ししました。人は自分で自分を救わなくてはならないとお話ししました。考えてみて下さい。だれかに代わりにトイレに行ってもらってトイレを済ますことはできますか。だれかに食事してもらって、自分の空腹を満たすことができますか。人は、自分で自分の明日を生きなくてはならないのです。
そして、私に対して、多くの方が抱いている誤解について触れました。多くの人は、水谷がたくさんの子どもたちを救った、救っていると誤解しています。私は、だれを救ったこともありません。ただし、私は、子どもたちにとって、人生の先輩であり、また教員ですから、自分の経験や知識から、あたらしいものの見方や考え方、生き方を語ることはできます。私の関わった子どもたちは、そこから自分で学び、自分で立ち上がったのです。
人は人を救うことなどできません。でも、側に寄りそい、その人が自らを救うお手伝いはできます。
そんなことを、昨日は、みなさんに話してきました。

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