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夜回り先生は、今!(水谷修ブログ)日記 > 憲法記念日に想う

憲法記念日に想う

2017年5月 3日

今日、5月3日は、70年前に、現日本国憲法が施行された日です。
今、新憲法を作ろうとする動きが、安倍首相の下で活発化しています。
その論拠は、現憲法は、アメリカが戦後日本に押しつけてきた、また作ったものであって、日本国民自身が自ら作ったものではなく、また、現在の情勢には不適合する条文も多い。だからこそ、今自主憲法を作らなくてはならないというものです。
私は、あまりにばからしくて、わらうしかありません。この問題こそが、安倍首相の個人的資質の無能さと、それが故の愚かさを現しています。
確かに、日本国憲法は、日本国民が自ら作ったものではありません。しかし、1945年8月15日の終戦時の日本国民にとって、天皇主権の大日本帝国憲法の帝国主義、国家主義の思想こそが、普通のものであり、当時の国民が、いや官僚も、政治家も、民主主義の本質を理解できていません。だからこそ、占領国アメリカは、この現日本国憲法を日本に作ったのです。それが、戦後の我が国の繁栄と、民主主義の確立の基盤となりました。
現日本国憲法を、非難する多くの人たちに言いたい。現日本国憲法は、戦後の日本の発展に何らかの悪影響を与えましたかと。この憲法を、アメリカが我が国に押しつけたからこそ、民主日本が成立し、憲法第九条によって、日本の国軍の設立ができなかったからこそ、軍備に費やすべき多くの資本を、国の経済発展に費やし、今の我が国の繁栄ができたのではないかと。
現日本国憲法なくして、今の日本はありません。繁栄もなければ、多くの憲法改正を訴える政治家も必要なかったでしょう。なぜ、こんな簡単なことを、歴史的事実を、多くの政治家や官僚は理解しないのか、私には、不思議です。何か理由があるのでしょう。
今、安倍政権は、本気で新憲法を作るつもりです。確かに、現憲法は古い、しかも現在の国際情勢や国内の情勢に適合しずらい条文もあります。一部の変更は必要だということは私も認めます。
しかし、新憲法は・・・。
安部首相に言いたい。憲法改正をどうしてもしたいのなら、現政権関係者や、野党与党の関係者を完全に排除して、日本の最高の有識者と日々必死に生きぬいている人たちの代表者で、第三者会議を作り、そこで立案してもらうことです。
安部首相や、その取り巻きの議員、官僚によってもし、新憲法が作られたなら、かつて現日本国憲法が、アメリカによって押しつけられたことと同様、国民にとっては、権力者・為政者が、自分たちの利益のために作ったものとなり、安部首相の名は、永遠に日本の歴史の中で、私設憲法を自分たちのために作った日本最悪の首相ときざまれることとなるでしょう。
みなさんに言いたい。現日本国憲法が、何か今まで私たち国民を傷つけましたか。この憲法のおかげで、国軍なくなり、徴兵されることもなくなりました。中途半端ではありますが、生存権も保障され、みんなが国民として平等だと言うことも広く理解されるようになってきました。この70年私たち国民のほとんどは、この憲法に守ってもらっています。それを変えるのならば、捨てるのであれば、それは権力者、首相にやらせてはいけない。それをぜひ、今日考えて下さい。

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