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夜回り先生は、今!(水谷修ブログ)日記 > 森友学園事件を考える

森友学園事件を考える

2018年3月12日

国有地の安価な払い下げについての疑惑から始まった森友学園事件が、死者まで出してしまい、国政を混乱させています。
たかが、私立の小学校一校を設立するという話しが、一国の総理の首が飛ぶことになるかもしれない重大な事件となっています。

私なりにこの事件を分析してみます。あくまで私の私的な想像ですが。

籠池氏が作ろうとしていた森友学園は、彼の幼稚園の指導内容を見ても、私から見れば偏向教育ですが、非常に狭義の愛国心を子どもたちのこころに植え込む教育をしようとする、日本でも非常にめずらしいタイプの小学校でした。籠池氏は、それを学園の看板にしていました。
それに、一部の保守政治家や保守の論客、ついには安部首相の妻までも、引きつけられてしまいました。そして、そのような教育を行う小学校を作ることも良いだろうと、手を貸してしまいました。たかが小学校一校を作る。彼らからみたらたいしたお金がかかるわけではありません。曰く付きの土地を手配し、それを安く用意できれば良い。
ところが、土地の購入に関して、籠池氏と近畿財務局の間で問題が起きます。近畿財務局は、当然国民のためにも正当な取引をしようとします。しかし、籠池氏は、それだけの資本は持っていません。籠池氏は、自分の教育に関して支持してくれた政治家らに相談します。政治家やあるいはその関係者にとって、たかが小学校一校の設立は小さな問題です。国益や贈収賄に当たる犯罪行為でもありません。近畿財務局や財務省に、なんとかしてやるように働きかけます。そして、財務省も近畿財務局も、その圧力の中で、たかが小学校一校、数億円の話し。大して国民に迷惑をかける問題でもないし、お金も絡む問題でもない。このぐらいならばと、忖度して動いてしまいます。
ところが、昨年春、熱心な地方議員の調査によってこの問題が明らかになってしまった。近畿財務局や財務省は、自らと自らの組織はもちろんのこと、関わった政治家やその関係者を守らなくてはならない。でも、彼らからしたら、所詮たかが小学校一校、数億円。ともかく今をしのげば。それが、国会での虚偽答弁になり、それを守るための公文書の書き換え(ねつ造)に。それが、ついに今回明らかになり、死者まで出してしまった。

私は、これが今回の事件の流れだと想像しています。

ただ、みなさんに問いたい。たかが、一政治家のあるいはその関係者の関与で、官僚と官庁が、自らの明日を失い、下手をすれば犯罪に問われるような行為をするのかと。しかも、主管大臣である麻生財務大臣に相談することもなく。
私は、ここにさらに大きな力が働いていたのではないかと感じています。いずれ、きちんと取材を続け、その人に責任を取ってもらうところまで行くことができればと考えています。

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