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夜回り先生は、今!(水谷修ブログ)日記 > 官庁の障がい者雇用水増し問題について

官庁の障がい者雇用水増し問題について

2018年10月23日

国の省庁や地方自治体による、障がい者雇用の水増し問題が、大きく報道されています。本来は、率先して障がい者雇用に取り組み、民間企業に模範を示すべき官庁が、あり得ないような不正をしていました。許されることではありません。しかし、民間と違い、罰金もなければ、下手をすれば、関係職員やトップの責任すら問われません。これは、どういうことでしょうか。民間ならば、その規模によって、障がい者の雇用人数の下限が決定され、一名雇用していないごとに、60万円の罰金を支払わなくてはなりません。
先日、大阪で、二度づけ禁止「だるま」という串カツ屋の会長上山くんと会いました。彼は、私の古くからの友人です。彼から言われました。「水谷先生、私の店では、その規模から5名の障がい者雇用義務があります。なんとか、その義務を果たしたいと、何年かにわたり作業環境のバリアフリー化を進め、やっと今年その義務を果たしました。それまでに支払った罰金は、毎年300万円、相当な金額になります。また、バリアフリー化のために使ったお金も相当なものになります。やっと雇用ができるようになり、これからは、もっと多くの障がい者の人たちを受け入れようとしていた矢先に、この報道です。いったい国や自治体は何を考えているんですか。きちんと、それを報道して、関係者の処罰をしてほしい」
私は、彼の思いがいやと言うほどわかります。関係官庁は、速やかに、この水増し問題の背景を明らかにして、その背後に障がい者に対する差別意識があることも明らかにして、その責任をとってほしいと考えています。許されることではありません。

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