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夜回り先生は、今!(水谷修ブログ)日記 > 仙台市のいじめによる母子心中事件について

仙台市のいじめによる母子心中事件について

2019年1月24日

また、哀しい事件が起きてしまいました。仙台市の小学校でいじめがあり、小学校二年生の女の子と母親が心中するという事件です。事件自体は、昨年11月でしたが、被害児童のお父さんがきちんとマスコミに話すことの中で明らかになってきています。
昨年3月から続くいじめについて、この少女は親に相談し、ご両親も学校にきちんと話し、関係諸機関にも相談していたようです。それにも関わらず、このような起きてはいけない事態となってしまい、尊い二つの命が失われてしまいました。
私は、高等学校で長く生徒指導を行ってきました。高校生の場合、それまでの社会経験や学習から、いじめについて一定の知識や常識を持っており、それを反省させ解決することは、簡単ではありませんが、可能なことでした。それが、小学校しかも二年生の場合は・・・。私も、どのように子どもたちと対応すべきなのか、そして解決に導くべきなのか見えません。しかし、この小学校の担任や管理職が、あるいは他の教員が、この児童やご両親に寄り添って、友にこの問題の解決に丁寧に当たっていたら、このような結果にならなかったことだけは確信しています。
しかも、この問題は、これからさらに大きな問題となるでしょう。いじめた児童たち、小学校二年生の児童たちのことも心配です。いじめは確かにこのように相手を死にまで追い込む許すことのできない行為です。しかし、その責任を小学校二年生の児童に負わせることは正しいのでしょうか。
今回の事件に関して、きちんと事実関係を明らかにしなければなりません。そして、その責任をとらなければなりません。しかし、責任をとるべきなのは、私は、加害者とされる児童たちではないと考えています。この児童たちがなぜいじめをすることとなったのか。そのいじめが、学校の場で、なぜ予防できなかったのか。解決できなかったのか。それをきちんと明らかにした上で、まずは、学校の関係者と教育委員会、相談を受けた諸機関の関係者が責任をとるべきだと考えます。
仙台市、この数年の間にも少なくても3人の中学生がいじめによって命を絶っています。そして、今回の事件です。仙台市の教育の体制にもメスを入れて、もう一つの命を失うことのないようしてほしいと、こころから望みます。

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