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夜回り先生は、今!(水谷修ブログ)日記 > 野田市の事件について

野田市の事件について

2019年2月 4日

野田市で、小学4年生の栗原心愛さんが、父親からの虐待によって亡くなりました。小学校の先生に助けを求めたにもかかわらずです。
そして、今日母親も逮捕されました。父親からの暴行を黙認していたことが罪として問われたようです。
このことに関して、テレビやブログなどで多くの専門家がコメントを述べています。その多くは、この母親を非難するものです。私は、ここに違和感を感じます。私の下には、たくさんの夫からDVを受けている女性からの相談が来ます。長期にわたってDVを受け続けていると、もう抵抗ができなくなり、完全に心理的にも肉体的にも支配されてしまいます。ましてや、今回のケースでは、亡くなった心愛さんの1歳の妹もいます。確かに母親が子どもたちを連れて実家やシェルターに避難していたらこんな哀しい事件は起きませんでしたし、警察に相談していれば、最悪の事態は防ぐことができたでしょう。でも、夫からのDVを受け続けてきた母親に、そこまで望むことは、私は酷だと考えます。
むしろ、罪を問われ逮捕されるべきなのは、心愛さんが、必死に救いを求め書いたアンケートを、その父親に渡した教員、教育委員会の関係者なのではないでしょうか。個人情報保護法違反です。また、倫理的にも許されることではありません。逮捕されることがなかったとしても、すぐに教育の現場から去るべきなのではないでしょうか。
母親を、ここまで責めるのならば、警察やマスコミは、もっと学校関係者、児童相談所の関係者を責めるべきなのではないでしょうか。何度も、心愛さんを救うチャンスがありながら、それを放置し死に追い込んだ。許されることではありません。
一つの大切な命が失われたことに対して、関係者は速やかに自らを罰することです。

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